Advo cafe

フィリピンには現在100以上の少数部族がいる。15世紀にスペインの 植民地になってから、アメリカ、日本と植民地の歴史をたどり、キリスト教の普及や近代化を遂げた一般的なフィリピン人(タガログ族やビサヤ族)に比べ、固有の文化や生活を受け継ぐ彼らは幾度となく差別に合った。現在もそれは続いている。そういった社会的弱者である彼らの生活をサポートするため、Advo cafeはできた。

彼らの生産したコーヒーやはちみつなどをフェアトレードでcafeへ卸すことや、カフェのスタッフとしても雇い入れるなどの支援を行っている。2006年にミンダナオで開設した先住民族大学、パムラアン先住民族教育センターへの寄付や学生の生活補助なども行っている。

彼らの多くは差別や生活への脅威にさらされているようだが、それは必ずしも同じフィリピン人だけではなかった。日本人も例外ではなく、今回話しをした女性スタッフの部族マンニャン族は、第二次世界大戦中に日本軍のおかげで住んでいる土地を追い出された。なのでおじいさんは日本人を嫌ってたし、自分も 昔はそうだったと言った。
「わたしのおばあちゃんのおばあちゃんが、あなたのおじいちゃんのおじいちゃんにひどい事された~!!!(笑)あはは~ジョークジョーク!」なんて言う人もいる。(こっちは苦笑い)
その度に本当の心の奥底では日本人に対する嫌な思いも多少はあるんだろうなと思う。

彼らは差別に合おうとも自分の部族を誇りに思っている。自分たちのルーツである文化や先祖に対して深く理解をし、また次の世代に残そうという強い意 識も持っている。自分たち日本人はどうだろうか。戦後GHQによる日本人が育んできた思想、文化、教育など欧米化によって分断・消滅された”日本”がいく つもある。戦前の日本人、さらに昔の日本人のあり方を今一度知りそれらを紡ぐことでこれから自分たちが向かうべき道のヒントが得られるのではないのかと思 わされた。

Leave a Reply

CAPTCHA