Center meeting of Microfinance

マイクロファイナンスの運営で一番注目されると言っても良い活動が”センターミーティング”です。センターミーティングとは毎週決まった曜日の決まった時間に、地域内の集会所やメンバーの自宅などで約30人くらいのCARD から融資されている顧客が集まって約1時間の集会を開催し、CARDのスタッフである”ローンオフィサー”と呼ばれる人が各村を周り顧客から集金をする ミーティングです。頻繁にセンターミーティングをすることで顧客たちが形成するコミュニティーの結束を固め、返済に問題がありそうな顧客を早期発見しサポートすることや、CARDのメンバーであることのロイヤリティを高めます。

また、近況報告や金融リテラシーの共同学習の場でもあり、お互いの金融アクセスの改善や生活実態の把握に役立ちます。今回はいくつかあるCARDのセンターミーティングの一つ”CENTER 12 TANGLAW”を視察しました。

1. 開会あいさつ

2. お祈り

3. 不正などしませんというメンバーの誓いを復唱

4. 不正などしませんというスタッフの誓いを復唱

5. CARD MRIの歌をメンバー・スタッフ共に歌う(ロイヤリティを高めるため)

6. 出欠確認

7. アジェンダの確認と話し合い

8. 融資の回収

9. 閉会あいさつ

基本的な流れはこのようになっています。

上の動画は5の時でCARD MRIのオリジナルソングをみんなで歌っており、結束力やCARDメンバーであるロイヤリティを高めます。同じTシャツを着ているのもそのためです。ちな みに毎週月曜朝に行われるCARDスタッフの朝礼でもこの歌は歌われていました。毎週2回は聞きますしなんだか耳に残る歌なので、つい頭から離れなくなるのです。

カラオケが着いている家もけっこうあるくらいフィリピン人は本当に歌が好きで、そしてうまい。突然デスクワーク最中に鼻歌どころでないかなり本気の歌を歌いだしたり、モールの清掃スタッフはモップを軸に踊りだしたり。。日本だと変な目で見られるかもしれないけど、陽気な南国なら全く問題なし。

この動画は8の融資の回収時で、誰がどのくらいの融資額があり返済率がいくらかどうかというのを読み上げています。基本的にはCARDのスタッフは一人し かおらず、その脇を固めているのは現地CARDメンバー(顧客)の中から選任されたリーダーや会計係で、ローンオフィサーをサポートしています。仕事など を理由にその日に出席できない人は、前もってメンバーが回収します。お金はおかしのボックスに入れてるんですね。

回収したあとは市内のCARDの事務所へ行きCARDスタッフへ回収したお金を渡しに行きます。

ちなみにここはCARD BANKの一般の人用の銀行窓口です。平日はつねに混んでいるそうで、休日でもローン返済を遅れて持って来る人たちに対して待機するスタッフがいるとのこと。

CARDの顧客になるにはいくつかの条件があります。



・女性(特例で男性もOK)

・18歳~65歳

・少なくともそこの土地に3年間住んでいる

・事業をもっている

・毎週、預金と保険の支払いができる

マイクロファイナンスといえば数名で一つのグループを作りグループメンバー同士で連帯保証をする仕組みが一般的でしたが、連帯保証にすることでコン スタントに融資を返済する人に負担が強いられるため、優良な顧客ほどサービスを辞めるような自体が起こりました。今ではグループ融資はやめ、個人融資にな りましたが返済率は変わらず約99%を誇り、途上国の顧客は担保がなく信用がないと思われがちではありますが、連帯保証で縛らなくても個人でも返済率は変 わらないということがわかり、現在はバングラディッシュのグラミン銀行に代表される主要なマイクロファイナンス機関は個人融資が主流とのことです。

Leave a Reply

CAPTCHA